海外駐在辞令発動
それは突然やって来た。あっちっち家夫に海外駐在の辞令。出発は数か月後・・
行かない選択肢はない。行かないということは、今の会社を辞めるということだよ。
これっぽっちも希望を出してないのに。人事ってのは卑劣極まりないね。
戦いの火蓋が切られた。家族の絆で乗り越えられるのか、この試練!
さぁ優先順位は何か書き出す。あっちっち家妻の退職準備、パスポートが必要だ、免許証は延長できるのか、あっちっち家娘の歯科矯正や持病の治療、あっちっち家妻の壊滅的な語学力、証券口座の解約、海外から使用できる口座の準備・・あっちっち家妻は山積する課題を前に、不安と今後の見通しの立たない未来から枕を濡らす日々が続いた。
そんな妻を救ってくれたのが、海外駐在を希望していないのにポジティブシンキングなあっちっち家夫、飛行機楽しみと喜ぶあっちっち家娘、泣いている私を見て、ママが嫌なら僕も行かなくていいよ と背中をさすってくれた優しいあっちっち家息子だった。
飛行機の中でなにしようかな。
ドイツってところに行くんだよー
子供たちから友達に伝えることは、止めなかったが、あっちっち家妻の口からは保育園の先生には引っ越しますとだけ伝えた。すると、先生はドイツに旅行ですか?と聞いてきた。
子供たちはただただ、楽しみにしていればいい。楽しいことがいっぱいあると思って、過ごしてもらいたい。
子供たちにとっても、夫婦にとっても最高の時間にしよう!そう決めたんだ!