- 退職手続き 失業保険受給延長届の準備
- パスポート作成
- 銀行口座・証券口座・クレジットカードの整理
- 予防接種
- VPN契約
- 携帯会社・プランの見直し
- 必要物資の確保・不用品処分
- 準確定申告
- 運転免許の延長・国際免許証の発行
- 語学力・度胸鍛錬
ドイツに引っ越して3か月。日本人コミュティもあり、アジア食材店もあり、子供たちも楽しんで生活している。渡独前、不安で仕方なかった手続きも問題なかったのかはわからないが、今のところ特段、困っていることはない。
そんなあっちっち家妻が日本で行った手続きについて投稿する。
手続きが多くて、先が見えない
退職手続き 失業保険受給延長届の準備
退職する意向を上司へ報告。最終出勤日を決める。夫の扶養になるための必要書類を確認する。失業保険の受給延長届の書類をハローワークから取得する。
あっちっち家妻の元職場は小規模で、駐在に帯同するため離職した方がいない。そのため、自身でハローワークに足を運んだり、職場担当者に頻回に連絡を取って必要書類の確認を行った。出国3か月前の退職の報告だったため、有給の消化もままならないまま退職。
退職数日後には離職票、健康保険資格喪失証明書、退職証明書を送っていただき夫の職場に申請。退職する年の収入が130万を超えていたので扶養に入れるのか心配だったが、来年度の見込み年収がなければ夫の扶養には問題なく加入できるそうだ。数週間で妻も保険証を手に入れた。
保険証があると何も思わないのだが、いざ無くなってみると、病院にかかるようなことがあったらどうしようかと、余計な心配をするものだ。
失業保険の受給延長届の準備は、ハローワークに必要書類の確認と書式の取得に行った。実際に書類を提出するのは出国後になる。
パスポート作成・受け取り
あっちっち家妻・夫ともに有効期間が1年以上残っていたが、任期中に切れることになっては厄介だ。就労による場合は、有効期間が1年以上残っていても会社からの海外赴任の辞令書類があれば、作成日から5年または10年の期限で作成することが可能だ。パスポートセンターにて、娘は本人が署名、息子は妻が代筆。近所にパスポートセンターがあったため、書類の確認や、不備があり何度か通った。遠方な方や幼児をお連れの場合は、電話での詳細な確認やオンライン申請を活用すれば、多少楽なのではないか。
パスポート写真撮影は、子供にはハードルが高い。笑ってはいけない、目線や、顔の角度、、あっちっち家はカメラのキタムラにお願いした。Webでの焼き増しなどもできるそう。あっちっち家は近さで決断。結果として、接客対応・納品・焼き増しスピード満足。
さあ、出国まで3か月切った。何から手を付けていいのか分からず、まだ夢のよう。
受け取りは本人持参。・・息子を荷物だと思っている本心が出た。
銀行・証券口座・クレジットカードの整理
あっちっち家妻は証券口座が大好き。優待目的の株の取り引きや、NISA口座や特定口座での株や投資信託の買い付けもしていた。それに付随して入金手数料が無料になるような銀行口座も開設。
銀行口座
ゆうちょ、りそな、楽天、SBI、イオン、新生
ゆうちょ、りそなは海外永住ではない、3年程度を予定していると伝えるとそのまま放置の選択肢を与えられた。他ネット銀行は閉鎖を指示された。銀行口座の閉鎖まですべて手が回らず、そして凍結されても容易に使用できるようになると噂を耳にしたためイオン銀行のみ閉鎖。
海外居住しても利用できることを大体的に広告しているソニー銀行を開設。ソニーデビットカードを作成。ユーロ口座を申請。移住後、海外に住所を変更。
証券会社
楽天、SBI、マネックス、SMBC、auカブコム、GMO、マネースクエア、IG、インヴェスト、セゾン
SMBC日興証券は出国後も出入金の予定があったため閉鎖できず、出国することを伝え口座を凍結状態にしたまま放置。他はすべて閉鎖。NISA口座やジュニアNISA口座もすべて売却し、楽しみを失う。・・あっちっち家妻的には、証券口座閉鎖手続きの煩雑さのダメージは精神的に堪えた。数年前までは、海外居住すると売買は制限がかかるが、保持は可能という噂も目にしたが、問い合わせするもすべて閉鎖指示。扱っている銘柄によっては可能な様子。
クレジットカード
楽天・イオン・三井住友NL
海外駐在3年の予定の途中で期限切れになる楽天・イオンは解約。
ソニー銀行口座と提携しているソニーデビットカード新規に作成。
予防接種
予防接種については、あまり把握していないまま出国している。衛生事情が悪い国に行くわけではないし、会社に指定されている病院が、自宅より遠かったため、娘と妻で受診し必要な内容を確認。・・したつもりだが、ドイツに来てから認識したことも多々あった。
娘・妻は出国前に破傷風の免疫獲得を目的にTdap(破傷風・百日咳・ジフテリアの混合ワクチン)を接種。娘は、定期接種になっていなかったため、B型肝炎の接種をしておらず、1,2回目を出国前に済ませた。
VPN契約
情報収集をしている中で、VPNという言葉に出会う。VPNとは、Virtual Private Networkの略称で、日本語にすると「仮想専用通信網」とのこと。さっぱり分からなかったが、VPNがあれば海外からTVerが視聴可能だとか、VPN接続しているので、銀行口座が利用できるのかもしれないとの記事を見るたびに、出国前の契約を決心する。
NordVPNを2年契約で使用開始。他社と比較していないのでわからないが、特に問題なくドイツからも使用可能。有料のVPNしかないのかと思っていたら、知り合いは筑波大学が提供している無料のVPNを使用していた。
携帯会社・プランの見直し
あっちっち家夫は、iphoneSE第2世代をYmobileのSIMカードで使用。あっちっち家妻は、iphoneSE第3世代を楽天モバイルのSIMカードで使用していたが、出国予定2週間前に夫婦ともに楽天モバイルのeSIMに変更。幸い、自宅近くに店舗があったため、夫婦で行き、1時間足らずで手続きを終えた。
楽天モバイルは海外ローミング2GB無料。使用量に応じた料金プランになっていた。2GBしか使うつもりかなかったので1000円程度のプラン料金。ドイツ到着、数日後から娘・息子は小学校・幼稚園に通うことになっていたため、通話ができないのは困ると思い、楽天モバイルの国際通話かけ放題、こちらも1000円程度に加入した。
ドイツにいても楽天リンクアプリ経由で日本の電話番号にかけるのであれば、たとえ相手が実家の固定電話だろうが、日本の税務署だろうが、ドイツにいる夫の携帯だろうが通話料が無料なのだ。なんとありがたい。
幼稚園や小学校に電話をするときは国際通話かけ放題に加入していたため、問題なかった。それはまるで、語学力皆無な私からしたら、必要な手続きがひとつ減ったことの喜びに満ち溢れていた。そして、携帯電話のドイツでの契約の悩みを忘れたのだ。