私とオクトーバーフェストの2年

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私とオクトーバーフェストの2年

駐在を始めたばかりの頃、初めてオクトーバーフェストを見に行った。
目に飛び込んできたのは、ディアンドル(民族衣装)を着た日本人ママたち。
その姿に、正直びっくりした。

そして、あの時の私は、なんてことを言ってしまったのだろう。
「えー、それいる?」

あれから2年。
今の私は、ディアンドルを2着持っている。笑

先日、そのときのことを思い出して、当時のママ友に
「ごめん、あの時ひどいこと言ったよね」と謝った。
でも彼女は覚えていなかった。

そういうところが本当にすごいと思う。
みんなメンタルが強くて、自分軸があって、
「どうせなら楽しく生きよう」という空気に包まれている。
この街に来て、そんな仲間に出会えたことが嬉しい。

私はもともとお酒を飲まないタイプだった。
頭にビールジョッキの被り物なんてもちろんしたことないし、
外食先でビールを注文したことさえほとんどない。
そんな私がミュンヘンで出会ったのが「ラドラー」という飲み物。
ビールをレモネードで割った、初心者にも優しい味。

それでも、1リットルジョッキに挑めるかどうかは、毎回真剣に考える。
さすがに1リットルは気分が悪くなるから…。

会場には音楽が鳴り響き、
隣の人との会話もままならない。
でもそれが、なんだか心地いい。
ただ笑って、歌って、乾杯して。
それだけで十分に幸せな空間。

今年のオクトーバーフェストのポスターのデザインはとても魅力的だし、
「このテントはかわいいな」と思いながら歩くだけでも楽しい。
会場を歩くうちに、自然と気分が上がってくる。

料理?
うん、正直どれも美味しくない🤣

そのたびに、日本の食文化って本当にすごいと思う。
「味覚を殺すしかない」と言ったママ友の言葉が忘れられない。

日本の回転寿司やラーメンに勝るものは、
まだこの国で見つけられない。
それでも私は、オクトーバーフェストには何度も足を運んでしまう。

たぶんあの場の空気が好きなんだと思う。
ビールの泡と一緒に、日常のモヤモヤがふわっと消えていくような、
そんな不思議な力がある。

-駐在中
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